はたからみれば、不思議であろうことを時々しています。
近所に好きな木があります。
その木は楠で、樹齢はわかりませんが、どっしりしていて、私よりも先輩であることはたしかです。
散歩途中にその木を触りに行き、自分の今後の目標を告げることが数年前からの習慣になっています。
神社の参拝様式とは異なり、フリースタイル報告なのがざっくばらんで気軽です。
風に吹かれて葉が揺れて葉と葉のあいだから陽光がきらめいているさまを見ると、とても清々しい気持ちになります。
東京の町にも、所々、良い雰囲気の木は残っていて、そんな木を見つけることが楽しいのです。
もし、町なかでじっくり樹木を眺めている私を見かけたら、どうぞあたたかく見守っていてくださいましね。
2021