【ご報告】若菜晃子さん『旅の断片』刊行トークイベント

(左端)青と夜ノ空の店主・中村さん (右端)アノニマ・スタジオの下屋敷さん

先日の青と夜ノ空での若菜晃子さんの『旅の断片』(アノニマ・スタジオ刊)刊行記念トークイベントのご報告です。

*【2017年3月の若菜さんのトークイベントの様子はこちら】→http://emi–watanabe.jugem.jp/?month=201704

*【2017年11月の若菜さんのトークイベントの様子はこちら】→http://emi–watanabe.jugem.jp/?month=201712

左:『旅の断片』、右:『街と山のあいだ』

青と夜ノ空では「旅の記憶をたどるお話会」というテーマとともに、書き手としての若菜さんの思いもお訊きしました。トーク内容をざっとあげますと、旅三部作の企画はどのように始まったのか、随筆の構成面で工夫されたこと、学生時代の奈良の仏像めぐりのこぼれ話、表紙のイラストについて、昨年訪れた南アフリカでのスリリングかつ、ちょっと笑ってしまうエピソード。私からのお願いで、海外で購入されたおみやげの写真をいくつかご用意いただき、それを見ながらの思い出話などなど。

旅でのできごとを書き始めるときに工夫していることは? という質問には、特にないとのお答えで! ああ、これはもう伝達力の才能なのだなと思わせられました。

書きたい事柄は頭の中にずっとあって、いざ書く時に出てきたことを書くと若菜さんはおっしゃっていました。

右手中指の濃紺の指輪が気になります。

また、『旅の断片』には、海外での人との関わりも綴られています。それらを読んでいると、若菜さんの人を見る目、人との距離感に、若菜さんは、他者をぞんざいに扱うことはないだろうなと感じます。それゆえ、読んでいて安心感があり、癒やしがあります。作家の感性を信用できたとき、読み手はファンになるのだと思います。つまり私は若菜さんのファンなのです。

(↑今さら言うまでもない)

若菜さんが何歳になっても、それぞれの年齢で書かれる随筆を楽しみにお待ちしています。

表情豊かな若菜さんの笑顔、頂戴いたしました。
表紙のイラストがこれに決まったいきさつをお話し中。どの話も私には嬉しい

最後になりましたが、当日のおみやげお菓子を作って下さったのは、清澄白河のカフェ「PARLOUR HARMAS 」の八木美和子さんです。『旅の断片』の中に、ハーブの香りが漂うギリシャ・キプロスの町の話が書かれていたことに着想を得て、ハーブを使ったお菓子をお願いしましたところ、カモミールとホワイトチョコレートのクッキーとオレンジ&ローズマリーのボールクッキーを作って下さいました。

ふんわりハーブの香りが♪

そして、若菜さんが買わずに後悔したおみやげ「フクロウの小箱」のエピソードにちなんで、なにかフクロウのモチーフをと美和子さんにお願いしたところ、シールにフクロウをスタンプして表現して下さいました。

茶色のシールに銀色のフクロウスタンプ♪

とても素敵なおみやげお菓子になりました。ありがとうございました!

当日のイベント風景を撮影してくださったのは、写真家の吉田美湖さんです。ここでは載せきれないほどの若菜さんの表情豊かな瞬間をバッチリ撮って下さいました。写真を見ては記憶がよみがえり、幸せな気持ちになります。いつも素敵な写真を撮っていただき、感謝です。

また、今回のトークイベントのお声がけをして下さった青と夜ノ空の中村さん。いつも支えていただき、ありがとうございます。これからも楽しく、自分たちにとっても、お客さまにとっても実りのある場を一緒に作っていけたら嬉しいです。

長いご報告文になりましたが、最後までお読みいただき、どうもありがとうございました!

またやりまーす!!

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