ちぎり絵✱仕事人の顔
vol.4 Fukadaso cafe店主・佐藤奈美さん
今回、ちぎり絵にさせていただいたのは、清澄白河にあるFukadaso cafe店主の佐藤奈美さんです。
Fukadaso cafeは、築50年のアパート兼倉庫だった建物を改築し、2014年4月にオープン。
私と俳優の山脇唯さんとで年に一度開催している「ポンポコパーティクラブマーケット」の開催場所として第一回目からお世話になっている、私たちにとって大切な場所です。
山脇さんと初めてFukadaso cafeを訪れたのは、2014年5月末。
「文化祭のようなことをやりたい」という山脇さんの発案に「よし、やろう!」とノリノリの私とで動きだし、自分たちに合う開催場所を探していました。
当時、山脇さんの友人から「今、清澄白河がおもしろいよ」と教えてもらったことが清澄白河という町に注目したきっかけです。そして、ネットで「清澄白河 レンタルスペース」と検索し、最初に目に飛び込んできたのがFukadaso cafeでした。
二人でFukadaso cafeを訪れたときのことは、今でもよく覚えています。
カフェラテを注文し、一見お茶をしている風をよそおいながら、店内のおしゃれな家具や照明、空間のゆとり、お店のスタッフさんのようすなど、そっと、しかし入念にギロギロと確認していました。
山脇さんと「いい感じだよね」「うん、いい感じだね」など小声で言い合い、スタッフさんにイベントのことをちょっと相談してみようかと思っていたところ、
「ここのお店、なにで知りましたか?」
と、ふいに話しかけてきてくれたのが店主の佐藤奈美さんでした。
その日から、ポンポコとFukadaso cafeの縁が結ばれました。
奈美さんの裏表がほぼなく、冷静に思ったことをスパスパ言ってくれる江戸っ子的性格にたすけられながら、これまでに(2018年現在)8回もポンポコパーティクラブマーケットを開催させていただいています。
イベント当日は、隙間時間をぬって奈美さんもマーケットで買い物を楽しんでくださり、その姿を見つけたときは嬉しくなります。
私にとっては、ポンポコパーティクラブマーケットを開催したことは、産後の新たな人生幕開け花火でした。
そして、Fukadaso cafeは、どこまで自分たちがやれるのか可能性を試させてもらえる道場のような場所になりました。
しかしそれは、奈美さんの私たちをおもしろがってくれる度量あってこそで、私は清澄白河に足を向けて寝られないのです。
Fukadaso cafeは、おしゃれだけれど、気負いなくくつろげるカフェです。
ポンポコパーティクラブマーケット以外にも、洋服ポスト+プチマルシェやワークショップなど、いろいろ開催されています。
ちなみに、私からのカフェのおすすめメニューは、チーズケーキです。
清澄白河へお散歩の際には、ぜひFukadaso cafeにお立ち寄り下さい。
【Fukadaso cafe】
東京都江東区平野1-9-7
営業日【火・水 定休日】
月・木・土・日 13:00~18:00/金 13:00~21:30(21:00 L.O)
http://fukadaso.com/index.html
2018